| ■残高入力の登録 |
| E建設会計を使って日々の伝票を入力することで、仕訳日記帳や残高試算表、総勘定元帳などの帳票印刷や、年次決算で貸借対照表や損益計算書などの決算用資料が自動的に作成されます。しかし、E建設会計プログラムを導入後に、これらの帳票を正しい金額にするために全勘定科目の残高を入力する必要があります。
期首残高と期中残高
E建設会計プログラムでは、期首残高も期中残高も区別しません。E建設会計プログラムの導入期時期が決算直後であれば、決算報告書より科目残高を入力します。 |
 |
| 期首月より離れた時期での導入であれば、決算報告書の残高と期中の累計額の合計を残高として入力します。月次決算をおこなっている場合は、月次決算書の科目残高を入力してください。 期首月が4月で、導入時期が10月であった場合、9月の月次決算書の科目残高を入力してE建設会計プログラムをスタートさせることとなります。その場合4月から8月までの間の起票日を持つ伝票を入力しないでください。正しい会計処理ができなくなります。
15ヶ月入力
E建設会計プログラムでは、1期の処理月数を15ヶ月単位で取り扱います。これは決算月を迎えても、最終的に決算が確定するのは通常決算月の3ヵ月後となるからです。 この3ヶ月間でも伝票の起票はありますので、決算月に引き続いて伝票は入力していきながら、株主総会で決算報告書が承認されたところで利益処分(当期損益)の伝票を入力します。 決算が確定してから科目残高の翌年度繰越を自動的におこないますが、1期が15ヶ月ですので、確定前に工事マスターをはじめとする各種マスターファイルや支払計算データなどの繰越をおこないます。 |
 |
| これにより、期中に数多くある未払伝票に対する支払票を自動作成する支払計算の機能や、完成工事振替などの機能を利用するユーザーは、期末月から翌年度の月であることを意識せずに伝票の入力がおこなえます。
残高登録の前準備
E建設会計プログラムには「完工振替」や「支払計算」の機能があります。E建設会計プログラムの導入直後でも、これらの機能を使用できるように完成工事未収金や未成工事受入金、完成工事高などに相当する、工事に関係する科目は工事毎に残高の入力ができます。 また、未成工事支出金や工事未払金などに相当する、仕入先に関係する科目も仕入先別に残高の入力をおこないます。 工事や仕入先に関係する科目は、残高伝票の該当項目に工事名や仕入先名を入力しなければなりません。したがって、残高登録をおこなう前にTOP画面の情報登録から工事名と仕入先の登録を先にしておく必要があります。 |
| ■残高登録の実際 |
| E建設会計プログラムでは、残高の登録を伝票形式でおこないます。 TOP画面の金額入力から残高登録をクリックします。残高一覧の画面に変わりますので、ファンクションキーのF1を押すか、画面の「F1:新伝票」をマウスでクリックすると残高伝票が表示されます。 |
 |
| 科目コードを入力すると科目名が表示されますので残高金額項目に金額を入力します。科目の貸借はシステムが自動的に判断しますので、残高がマイナスであれば「―1,000,000」のように先頭に「-」をつけて入力してください。 残高金額の入力が終ったら、ファンクションキーのF8を押すか、画面の「F8:追加」ボタンをクリックします。
残高の修正や変更
残高伝票に間違いが見つかったら、残高一覧からその科目を選んでクリックすると残高伝票が表示されますので、残高金額などの修正,変更すべき項目を書き換えてください。 書き換えが終了したら、ファンクションキーのF8を押すか、画面の「F8:更新」をマウスでクリックしてください。更新をしないで「F12:閉じる」で残高伝票を閉じてしまうと、修正や変更をしたことにはなりませんので注意が必要です。
残高の削除
残高伝票の削除は、消したい科目を選んでファンクションキーのF3を押すか、画面の「F3:行削除」をマウスでクリックすると、その科目が削除されます。
残高の確定
すべての科目残高の入力が終了したら残高の確定をおこないます。残高伝票の入力をしただけでは貸借対照表や損益計算書には反映されません。残高確定をしてはじめて正しい会計処理がおこなえます。 残高一覧の画面でファンクションキーのF7を押すか、画面の「F7:残高確定」をマウスでクリックすると残高確定ダイヤログが表示されます。 このダイヤログにある「F1:実行」ボタンをクリックすると、残高確定処理が開始されます。 |
 |
| 残高を確定する処理は何度でもおこなえます。残高確定の実行をおこなうたびに、以前の残高伝票を削除して新しく残高伝票を作成しますので、残高が重複することはありません。
・期中残高入力の際の注意(月次処理)
E建設会計プログラムの導入後、期中残高入力で会計処理をスタートさせた場合は、期中残高の元となった月次決算書以前の伝票を入力すると、その伝票分だけ金額が違ってきます。 伝票を起票する際に、うっかり間違った起票日で伝票を入力してしまうことが考えられますので、月次処理(TOP画面>保守作業>月次処理)から月次決算書以前の月を「確定」にしておいてください。 例えば、期首月が4月で導入時期が10月であった場合、期中残高として9月末の月次決算書の科目残高を登録するのであれば、4月から8月までを月次処理で「確定」とします。 このように月次処理をおこなうと「確定」となった月にはロックが掛けられ、伝票の入力ができなくなります。
・残高一覧表の印刷
入力した残高を一覧表形式で印刷することができます。残高一覧画面の下にある「F11:残高印刷」ボタンをクリックすると、残高印刷設定ダイヤログボックスが表示されます。 |
 |
| このダイヤログボックスにある印刷日付入力ボックスは、残高一覧表の出力年月日のことです。「F1:印刷」ボタンをクリックすると、実際に残高一覧表が印刷されます。(印刷サンプルは帳票一覧を参照のこと) 「F2:プレビュー」ボタンは、残高一覧表を印刷する状態で画面に表示しますので、実際に印刷する前に印刷枚数などの確認が出来ます。「F3:CSV出力」ボタンをクリックすると入力された残高データをCSV形式のデータとしてフロッピーディスクなどに書き出しできます。 |