予算設定
■予算入力
 E建会計プログラムでは、工事毎の実行予算を作成することができます。実行予算の作成は、工種レベルまで、あるいは原価レベルまでの2段階と、予算レベルまで、あるいは注文契約のある無しまでの2段階が設定できます。また、当初予算および追加予算の入力も可能です。 実行予算の作成時に発注業者があらかじめ決定している場合は、仕入先名の入力もできるようになっています。 この予算入力で作られた工事実行予算の金額は、工事マスターにある当初予算、変更予算、最終予算の各項目に連動し、「工事進捗状況総括表」などの工事関係帳票に反映されます。 サンプル帳票 工事進捗状況総括表

・予算入力の実際
  新規に実行予算の入力をはじめる前に、その工事が工事マスターに登録されていることが必要です。 TOP画面の金額入力から予算入力をクリックすると実行予算の作成画面が表示されます。新しく実行予算を作るのであれば、「F1:新伝票」をクリックします。 実行予算ダイヤログが表示されます。このダイヤログには、「概要」「工種」「明細」の各タブがあります。

・「概要」タブ
  「概要」タブをクリックすると、入力レベルと契約分割がリストボックスで設定できるのと同時に、画面には原価別の当初予算、追加予算の合計と支払原価の注文契約分と契約外分の金額が表示されるようになっています。 入力レベルのリストボックスは「1:工種まで」と「2:原価まで」の2レベルの選択となっています。

 「1:工種まで」を選択すると工種レベルでの予算の作成となります。「2:原価まで」を選択すると工種別原価別までのより詳細な予算が作成できます。 契約分割のリストボックスは「1:予算合計」と「2:契約内外」の2レベルの選択となっています。

 「1:予算合計」を選択すると予算金額を入力するだけですが、「2:契約内外」を選ぶと注文契約予算と注文契約書無しの予算を区別して入力できます。 「概要」タブの表中には入力ができません。入力レベルと契約分割で選択されたレベルにしたがって「明細」タブの表中に入力された結果が表示されます。 なお、「明細」タブの明細各行に工種名や原価、契約金額などが入力されたら、入力レベルと契約分割の変更はできなくなります。

 「概要」タブの表中の支払原価は、その工事に関して未成工事支出金相当科目あるいは工事原価相当科目が使われた仕訳伝票から抽出します。この注文番号のある仕訳伝票の金額が契約支払金額となり、注文番号の無い伝票金額が契約外支払金額となります。

・「明細」タブ
  「明細」タブをクリックすると予算の入力画面が表示されます。入力できる項目は「概要」タブでの入力レベルと契約分割の設定で違ってきます。

・設定一覧表

項目 工種・予算合計 工種・契約内外 原価・予算合計 原価・契約内外
工種 入力可 入力可 入力可 入力可
原価 入力不可 入力不可 入力可 入力可
区分 入力可 入力可 入力可 入力可
契約内予算 入力不可 入力可 入力不可 入力可
契約外予算 入力不可 入力可 入力不可 入力可
予算合計 入力可 自動計算 入力可 自動計算
仕入先 入力可 入力可 入力可 入力可
残工事支払見込 入力可 入力可 入力可 入力可
 設定一覧でわかる通り、「1:工種まで」と「1:予算合計」とした場合が一番簡単な工事予算となり、「2:原価まで」と「2:契約内外」の設定が詳細な工事予算が入力できるようになっています。 どのような設定でも共通して入力できる項目として、「区分」「仕入先」「残工事支払見込」があります。「区分」は当初と変更の選択となっていますが、当初とは当初予算のことで変更とは追加予算の意味です。

 「仕入先」は、実行予算作成時に概に注文契約をおこなうことが決まっている場合の仕入先名を指定します。

 「残工事支払見込」は工期中に当初あるいは追加予算に対して、どの程度の支払金額が発生するかを予測値として入力します。「工事進捗状況報告書」などの工事関係帳票の最終利益額や予想残を算出するために入力します。

・「工種」タブ
  「工種」タブをクリックすると、工種別原価別の予算金額が表示されます。「工種」タブで表示される表中には入力はできません。「明細」タブで入力した予算金額が工種別原価別に分類されて表示されます。